お世話になっている、千葉雅子さん、横山拓也さんのお二人に今回の歪の公演に対する推薦文書いていただきました!
他の方々からも応援メッセージをいただいきましたので、そちらの方はTwitterなどで紹介させていただきます!!
男性が八割を占める劇団にいるせいか、女優さんばかりの現場では緊張してしまいます。
そんな五十代のハニカミに春風のような微笑で心を和らげてくれたのは、今年の事。
阿久澤さんとの出会いでした。
聞けば、敬愛する演劇仲間、土田英生さんと芝居を上演するユニット活動中だと。
しかも若き女優三人で!みんな笑顔が素敵な温かいお芝居をする女優さんばかり!
MONOの公演では、しっかりとした存在感を発揮して、客演していた彼女たちに唸ってしまいました。
そんな三人の新作公演。
私は心より応援します。
50代にも優しい、温かい風が劇場に吹いていると思うから。
千葉雅子(猫のホテル)
2011年6月に関西でのみ上演されたMONO特別企画「空と私のあいだ」に僕は脚本で、そして歪のメンバーの一人、高橋明日香さんは役者で参加していた。
土田さんと一緒に台本を書くという僕にとっても転機となる公演だったけれど、高橋さんの女優人生において、僕のそれとは比較にならないくらいの転機の公演だったと思う。土田さんは土田さんで、この公演の後、若い俳優とのワークショップや創作を増やしていっている。
高橋さんは持ち前の素直さとガッツで女優としてみるみる成長を遂げて、MONOの本公演にも次々と出演し、昨年、いよいよ歪というユニットを組んで、土田さんの新作を上演するに至った。
これはすごいことだ。ちょっと嫉妬すら感じる。高橋さんの厚かましさ(!)も、土田さんの面倒見の良さも、度を超えている。だけど、度を超えたところにしか「本気」は現れない。阿久澤さんも石丸さんももちろん本気だろうし、僕も本気出してこの公演を応援したい。あと、尾方さん。「空と私のあいだ」にも出演していた尾方さんが今回出演するという。
もちろん本気で!
横山拓也(iaku)
女の子たちのユニットが好きなのです。
女の子の一念発起、というものが好きなのかも知れません。
カワイイ女の子を見ているだけでなんだか嬉しいというオッサンみたいな思考があるからかもしれませんが、いくらかわいくたって稽古をすれば汗をかいてメイクも落ちるし、ぶっさいくな形相で叫んだりもするし、時にはうまくコトが進まずやーなムードになることだってあり、ユニットで興業をうつわけなので現実的な苦労もたくさん、楽しいかわいいばかりじゃいられない。
でもやりたい、やってみたい、やろう!!とはしゃぐ彼女たちを想像するだけで、なんかいいなと思ってしまうのです。
「歪」というには私から見ればかわいすぎる彼女たちです。彼女たちが歪なら私はなに?ガッタガタよ!と言いたくもなりますが、でも、どんなにカワイイ子たちも自分だけのイビツを抱えて生きているのだろうなと思います。
そんなイビツをカタチにしてくれる人として、土田英生さんを迎えるところがまたニクイ。
決して類型的じゃない、繊細で微妙でニッチなラインの「ヒミツのイビツ」を突くような芝居になるのだろうなと勝手に想像します。
カワイイ歪な女の子たち。たくさんブスなイイ顔を見せてくださいね。
桑原裕子(KAKUTA)